パーソナルスタイリストのkyokoです!
ご訪問いただきありがとうございます。
本日はこの春休みに断行した、誰もが避けて通れない「実家の片付け」について書かせていただきます。
80代の親をお持ちの方なら分かると思いますが、
なにせ「モノを捨てられない」。
モノの無い時代に幼少期を過ごした世代。
だからモノを大切に大切にして、捨てるなんてもってのほか。
そのくせ「買う」のも大好きだから
どんどんモノが溜まっていく。
この春休みに実家のある広島県に帰省して
少しだけですが断捨離をしてきました。
今までは帰省しても子供の面倒を見るのが精一杯で、なかなか出来なかった断捨離。
やっと着手出来たので実際にやってみての気付きをこちらに綴っておきたいと思います。
できるだけ親と揉めずに断捨離するには・・
自分が親を優しくコントロール
とにかくこちらが主導権を握るのが必須。
そして両親のうち理解がある方を味方につけて進めて行きましょう。
捨て方もよく分かってないことがあるので
「これは燃えるゴミ、あれは埋め立て」という風にこちらで選別してあげましょう。
親がまだ物事を理解できるうちに
私の場合は理解のある父と一緒に断捨離をしました。
父は80を過ぎていますが、まだしっかりしています。
親がまだしっかりと物事を理解出来ているちに進めたほうがいいですよ。
運転ができるかどうかもむちゃくちゃ重要です。
全てのゴミを取り扱ってくれるステーションもありますが、そこに行くには車が必須。
因みに母は認知症になってしまったので私の場合は父とやるしかないんですがね。
母は以前私が片付けが下手なことによく文句を言っていました。
確かに母は片付けが上手。
いつも家は綺麗に片付いていました。
ですが・・・・
それは表面上だけのことで
物置ではそれはすさまじいくらいに
モノが溢れかえっていました。
まずは絶対に捨てても良いモノからスタート
絶対に捨てても良いモノ・・それはゴミです。
我が家ではこんなゴミが溢れかえっていました。
段ボール
こたつや物干しスタンドなどを購入したときの段ボールが箱の状態のまま溢れていました。
箱の中には発泡スチロールもそのまま入っていましたね。
買うだけ買って中身だけ出してそのままなんですよね・・。
物置小屋があるとそこに置いておけばいいやっていう思考になるんでしょうか。
我が家はマンション暮らしなので段ボールなどの大きなゴミは即畳んで即処分ですがね。
まずは段ボールのテープを剥がし、20箱くらいつぶしました。
靴、長靴
もう10年も20年も箱に入りっぱなしの靴、靴、靴!
↓こちらはもう靴底の部分が朽ちてボロボロ・・。
何十年ほったらかしてたんだろう。
下駄箱からは母が以前履いていたハイヒールが続々と出現。
ヒールのある靴なんて母がこの先履くことは100%あり得ない。
少し捨てることにためらっていた父でしたが、「この先履くことのない靴を取っておいても仕方が無いよ」と説得して黒いローヒールの靴だけを残し後は全部捨てました。
この「黒いローヒールの靴だけを残し」というのが結構大切な部分なのです。
箱を一つ一つ開けて思ったこと。
それはまだ母が若くてお洒落をして出かけていたという事実。
上質な「トラサルディ」の靴。
そういえばそのブランドに填まっていてその頃よくその名前聞いていたなぁ。
きっと父も思い出していたのかもしれません。
だからあえて一足残しておくのが礼儀かなと思いました。
何故か数セットある急須&湯飲み
もう何十年も開けていないと思われる化粧箱。
その中身は急須と湯飲みのセット。
他にもこのような急須と湯飲みのセットがたくさん棚にあります。
残念ながらこの急須と湯飲みを使うほどのお客様が来られることはもうありません。
その事を優しく伝え、処分に踏み切ってもらいました。
もちろんここでも1セットは残しました。
このように自分の手でなんとか出来る事から始めてみました。
想像以上にたくさんのモノで溢れかえっていた我が実家。
そして、これはまだ序盤。ソファやテーブルセットなどの大型ゴミはまだ物置に眠っています。
ですが、さすがにこれはもう私の力ではどうすることもできません。
遺品整理のプロにお任せしてみる
悩んでばかりいても辛いので最終的には遺品整理のプロにお願いしようと思います。
【遺品整理110番】 さんなら日本全国受付対応なので、実家が遠方にありなかなか立ち会えない場合でも安心です。
ソファやタンスなどの大型家具の搬出もお任せできるので実家ある少なくはないタンスたちを見てはため息をついていましたが、いずれはこちらにお任せしよう!と気持ちが随分と楽になりました。
両親ともに80代ですといつ何が起こるか分からないのが現実。
24時間365日受付対応なのも助かります!
最後に、断捨離を通して気付いたこと
アラフィフになり、私自身の人生も後半を過ぎ、自分の気持ちが追いつかないくらいのスピードで時が流れていきます。
80代の両親も自分達の年齢に気持ちが追いついていないから
「またいつか使うかも知れない」という幻想を抱いてしまうんですよね。
子供が成長して小さかった頃の洋服がもう着られなくなるのと同じで、
歩行困難だからヒールのある靴は履けないし、たくさんのコップや湯飲みが必要なほどのお客様がいらっしゃることももうありません。
寂しいですが、現実を受け入れて無駄をそぎ落としシンプルに暮らした方が揉め事も少ないでしょうし、自分自身が何より楽に生きられるんですよ。
その事に気付けた私は自分自身の生活も見直し、シンプルに生きて行きたいと思いました。
これから来るであろう未来に向けて慌てないように、そして争わないように少しずつ準備をしていきたいです。
最後までお読みいただきありがとうございました。